現実が怖い

現実が怖いのは、誰にもうまく気持ちを伝えられない

からではないでしょうか。

悲しんでいる時も、喜んでいる時も、自分の気持ちの全てを

伝えられる人は、いないと思います。

自分が思うようには、人は思ってくれないことを、

みんな知っています。

言わなくてもわかるとか、気持ちが通じるというのは、

心の問題です。

行動をコントロールするのは、心だと考えられているので、

自分らしく生きるため、みんな自分のことを

他の人にわかってもらおうと努力します。

だから、誰もが自分の気持ちを受け入れてほしい

と願うのでしょう。

思いを伝え切れなければ、どうなるのか。

その不安が、生きていく怖さにつながっている

のかもしれません。

NHKワールドでの放映のお知らせ
◇4月29日 What You Taught Me About My Son
(君が僕の息子について教えてくれたこと)
ここをクリックしてください。
◇4月30日 What You Taught Me About Happiness
(自閉症の君が教えてくれたこと)
ここをクリックしてください。

新刊「自閉症のうた」発売のお知らせ

新刊「自閉症のうた」が、KADOKAWAさんから、

発売されます。

読んでいただければ、嬉しいです。

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発売日:2017年05月26日
定価 1,404円(本体1,300円+税)

NHKドキュメンタリーで放送された、
英語版翻訳者デイヴィッド・ミッチェル氏を訪ねる
アイルランド旅行記、二人の対話(Q&Aと往復書簡)、
そしてテレビで執筆風景が映されていた
短編『自閉症のうた』を収録。

KADOKAWA
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悩み

自分にできないことは、たくさんありますが、

僕は、あまり人のことを、うらやましいとは

思わなくなりました。

どうしてかというと、悩みを抱えているのは、

自分だけではないと知ることができたからです。

それだけではなく、悩みというのは種類ではなく、

その人の受け止め方や解決力にこそ、

課題があるのではないかと考えるようになったからです。

困っているのは自分です。

自分でも、できることは、たくさんあると思います。

できても、できなくても

現実が遠くに感じられる時は、どうせ私なんてと

思う時ではないでしょうか。

そんな時は、頑張ることばかり考えなくても

いいと思います。

できるはずがないと考えていると、

とんでもなく自分が、ダメに思えてきます。

できても、できなくても、それほど人は、

あなたのことを気にしていません。

そう気づければ、楽になるはずです。

気にしない

少し、自分が他の人と違っていると思っていたとしても、

それが、気にならなければいいのです。

自分のことが大切でも、誰かに傷つけられることが

あります。

でも、強い気持ちがあれば、はね返すことが

できます。

弱い気持ちの人だと、はね返すことができないかも

しれませんが、すり抜けることは、

できるのではないでしょうか。

対峙しなくても、生き残るすべは

あると思うのです。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など20冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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