エール

人は、自分に振りかかる不幸は仕方ないと

あきめることが出来ますが、

自分の愛する人が不幸になるのは

耐えられないものだと思います。

今、起きている現実を変えることは難しいです。

けれど、人には、現実を受け止める力と

幸せを見つける力が備わっているのではないでしょうか。

落ち込んでいる人に必要なのは希望です。

置かれた環境の中で、精一杯に生きていれば、

やがて笑顔で暮らせる日が来るでしょう。

後悔のない一生はありません。

過ぎた日々が美しくなくても、

今日という日が最高になるよう周りの人が努力する姿は、

前を向けない人へのエールになるという気がします。

過去 現在 未来

過去、現在、未来、

努力で変わるものは未来です。

では、どこまでが現在で、どこからが未来なのでしょう。

「未来は、ここから」と言われますが、

どこからなのか、気になります。

ここが未来なら、現在は、どこからですか。

歩いていると、今という時間が、

刻々と過ぎているのがわかります。

未来がどこからか決めるのは、自分自身なのでしょう。

別世界

車の中から雨を見ていると、

初めは外が気になりますが、

だんだんと外は外、中は中という風に、

自分たちがいる場所と外とは、

全く別の世界のような感覚に陥ります。

車内にいれば丈夫な車のボディーに守られて、

自分は絶対に雨に濡れないと

思っているからかも知れません。

外を歩いている人が濡れていると、

気の毒に思いながらも、

どこか、他人事に感じてしまいます。

晴れの日には、車内と車外は、

それほど別世界に感じないのが不思議です。

体と心

どうして寒くなると

人は動くのが、うっとうしくなるのでしょう。

もしかしたら、体温を奪われたくないからかもしれません。

自分の命を自分で守るのは、人の本能です。

働きたくないと思いながら、仕方なく動いていたとしても、

それほど気にしなくていいのではないでしょうか。

体と心は別物です。

視線

普段、出来ていることも、

人から見られているだけで出来ないことがあります。

その理由は、視線ではないでしょうか。

緊張も励ましも、人の心を左右します。

普段と違う状態は、力にもストレスにもなります。

逆に人から見られても、いつも以上の力を

発揮できる人もいます。

直接触れるわけではないのに、

視線は恐ろしく、そして温かい、

両極端の見えない力を持っています。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など21冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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