発達障害啓発週間

4月2日~8日は発達障害啓発週間です。

発達障害の人たちの未来が、
みんなの未来と同じ場所にありますように。

4月2日、アメリカ大使館がfacebookで、
2015年に僕が掲載されたAFP通信社の記事を
引用しコメントしてくださっていました。
https://www.facebook.com/usembassytokyo/
※記事の内容
【自閉症啓発デーに読みたい本】
世界自閉症啓発デーの今日、自閉症をはじめ
発達障害についてより多くの人が理解するよう
働きかけを続けている方々に敬意を表します。
東田直樹さんは会話ができない重度の自閉症者。
13歳のときに書いた「自閉症の僕が跳びはねる理由」は
自閉症患者が何をどう受け止めどうを考えるかを
伝える貴重な本として広く読まれ、20カ国以上の国で
翻訳出版されています。
東田さんはその後も作家、詩人、絵本作家として活躍中です。

また、アメリカのBOOKBUBというウェブサイトが、
特集記事「自閉症啓発デーに読むべき24の本」の中で
「THE REASON I JUMP」を選んでくださっています。
https://media.bookbub.com/blog/2017/03/29/books-about-autism/

世界自閉症啓発デー

毎年4月2日は国連が定める

「世界自閉症啓発デー」です。

自閉症という障害について、少しだけ

気にかけていただけたら有難いです。

僕は、この日に、「命のバトン」というエッセイを

掲載したいと思います。
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「命のバトン」という言葉があるが、

これは命をつないで生きることを意味しているのだろうか。
 
僕は、命というものは大切だからこそ、

つなぐものではなく、完結するものだと考えている。

人が死んで思いが残る。そう考えるのは、

生きている人である。

死んだ人が死んだ後、何を思っているのか

本当のところはわからない。

死んでからの自分がどうなるのか、何を考えているかは、

死んでみないと誰にもわからないのだ。

命がつなぐものであるなら、つなげなくなった人は

どうなるのだろう。

バトンを握りしめて泣いているのか、

途方にくれているのか、それを思うだけで

僕は悲しい気持ちになる。

他の人がバトンをつないでくれるという意見もあるだろう。

でも、それなら「命は完結する」でいいと思う。

それぞれの人生を完結させることでしか、

人は前に進めないのではないだろうか。

人生を生き切る。

残された人は、その姿を見て自分の人生を生き続ける。

生命の誕生は、奇跡の連続である。

家族への愛の重さや人と人との絆の強さは、

共に生きる時間の長さでは、

はかれないものだと感じている。

虹色

虹は何色かと聞かれたら、

ほとんどの人が七色だと答えるでしょう。

けれども、実際は様々な色が混ざり合って、

虹になっています。

七色だと言われているから、七色なのです。

誰が、いつ決めたのかはわかりません。

けれども、世間の認識とは、

そのような感じです。

自閉症の人に抱く認識とは、

どのようなものだと思いますか。

自閉症だといって、うらやましいと思ってくれる人が、

この世の中に、どれくらいいるのでしょうか。

僕は、今生きている自閉症の人が、

肩身の狭い思いをしないためには、

自閉症の良さを、もっと伝えるべきだと思っています。

NHK国際放送ワールド

NHKの番組「君が僕の息子について教えてくれたこと」が

ロンドンとパリで上映されますので、お知らせします。

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NHKでは、国際放送NHKワールドTVを

海外で広く知っていただくため、

すぐれた番組の上映会を世界各地で開催しています。

今回は4月に世界に向けて放送予定の

『君が僕の息子について教えてくれたこと』の上映会を、

イギリス・ロンドンとフランス・パリの2都市で

連続開催いたします。

◇ロンドン 4月10日(月)18:30~
会場:映画館Curzon Cinema Bloomsbury
ここをクリック

◇パリ 4月12日(水)18:30~
会場:パリ日本文化会館
ここをクリック

◇30秒の動画
ここをクリック

どうもありがとうございました

番組をご覧くださった皆様、どうもありがとうございました。

そして、「語り」をしてくださった野田洋次郎さん、

「朗読」をしてくださった三浦春馬さんのお二人にも、

心から感謝しています。

自閉症という障害は、僕の全てではありません。

けれども、僕の全てのように、とらえられてしまいます。

同じように考えている自閉症者は、多いのでは

ないでしょうか。

時々、「自閉症なのに」という言葉を聞きます。

障害というのは、その人の生きづらさを

説明するものであって、当てはめるものではありません。

自閉症当事者で「自閉症なのに」と言われて、

嬉しい人はいないと思います。

「生きづらいわけがない」言われるのならまだしも、

どうして嘘つき呼ばわりされないといけないのか、

複雑な気分になるのではないでしょうか。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など20冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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