夕暮れ

夕暮れは、物悲しいものです。

それは、人が生きているからです。

一日が終わる時、すぐにでも明日になればいい

と思う人は、あまりいないような気がします。

ずっと頑張り続けることは出来ません。

どこかで休息が必要です。

今日にお別れです。

また明日。

雷の音は、

どうしてあんなに恐ろしいのでしょう。

地の底から悪魔が甦るみたいな

凄まじい轟音です。

夜空が光るたび、

世界が切り裂かれてしまうような

恐怖を覚えます。

どうか、早く収まりますように。


花火

花火は、とても綺麗です。

前に見た記憶は、

去年のようでもあるし、

ずっと過去のことのようにも

感じます。

花火は、一瞬の芸術です。

どうして記憶にしか

とどめておけないものを、

昔の人は伝承したのでしょう。

他のものでは、代用できないものが

あります。

違う時代に生きても、

同じものを見られることは

幸せです。

守る

どこかに救いの手があるとしたら、

それをつかんでも構わないと思います。

これまでの歴史から学んだことは、

人の命が二度とかえらないことです。

かえらないから守るのではなく、

守るから生き続けられるのです。

どうにか

どうにか頑張っている人がいます。

ひとりで泣いている人が、

いませんように。

ひとりで苦しんでいる人が

いませんように。

待つしかない時間は辛過ぎます。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など21冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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