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いつも、たくさんのコメントをいただき、

どうも、ありがとうございます。

僕が、怒りは人間にとって不必要かもしれないと

書いたのは、怒りの感情というものは、本当なら

他の感情ですむことが多いのではないかと

考えているからです。

大抵の人は、怒ったあと後悔します。

それは、怒っているときには、自分を見失っている場合が

多いからです。

怒りが大きな力になるのは、事実だと思います。

けれども、世界に争いごとがなく、毎日の暮らしが平和なら

怒る必要もないでしょう。

怒りの感情は必要なのではなく、怒らなければならない

世の中や自分の置かれている状況が、怒りを

引き起こしてしまうのではないでしょうか。

怒りから学べることは、怒ってしまった自分を反省する

気持ちと、そこまでして変えなければいけない現実だと

思います。

怒りも人間にとってなくすことのできない感情の

ひとつでしょう。

けれども、怒る前に話し合えたり、お互いを

思いやったり、問題を解決できれば、それが一番です。

僕は、こだわりやパニックが怒りにつながってしまう

ことがあります。

そのあと、僕の心に残るものは、むなしさと後悔の

気持ちです。

怒りの感情を自分の中で正当化できる人は、

怒って良かったという思い出がある人では

ないでしょうか。

怒りは、心の乱れだと思っています。

おさまるまでに、たくさんのエネルギーを

必要とします。

周りに与える影響も大きいでしょう。

人が会話できたり、触れ合えたり、

絆を求めたりするのは、お互いの気持ちを

さぐり合うためでもあります。

怒りは波のように人に伝わります。

嵐になる前におだやかな毎日が戻ってくることを

僕はいつも願っています。


※講演会情報の掲載は、このブログで広報すると、

予想外に人が集まることがあるために、

申し訳ありませんが、特別な場合をのぞき

控えさせていただくことが多いです。

2015.05.11 Mon l エッセイ l コメント (31) l top

コメント

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2015.05.11 Mon l . l 編集
No title
こんにちは。

私も怒りの感情は、心が乱れている状態だと思います。
現状に何か不満があって、それを変えたい時、怒りでなく、他の表現ができれば、
そちらの方が良いと思います。

怒りの感情が自分の中にある時、そのまま伝えるのでなく、少し気持ちを落ち着けて、冷静になれてから、対処した方が、良く伝わるように思います。
ただ、そのように思ってはいても、どうしても乱れたままの感情を出してしまう時もあり、その後は、自分が嫌になって後悔してしまいます。

穏やかな毎日が一番心地良いですね。
2015.05.11 Mon l まりあ. URL l 編集
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2015.05.11 Mon l . l 編集
ありがとうございます
直樹さんの今日のお話しを読んで、昔読んだ『アミ 小さな宇宙人』(だったかな?)という本のことを思い出しました。
そこでは、直樹さんが書いてくれたような世界があって、こんなところがあるといいのになーと思ったことを思い出しました。
直樹さん、再び伝えてくれて本当にありがとう。
2015.05.11 Mon l かずは. URL l 編集
「怒り」と呼んでいるけれど
いろいろな「怒り」があるのではないでしょうか?

ある時、理不尽な思いをさせられた人に対する怒りをとことん感じてみたら、
もともとは「悲しみ」だったことに気がついて、大変に驚いたことがあります。
2015.05.11 Mon l J. URL l 編集
本当に、本当に本当にそうですね。

ブログや書籍を読み初めてから、東田さんの言葉に共鳴し、感動する毎日です。
2015.05.11 Mon l みき. URL l 編集
No title
私は本気で怒るということが殆どありませんでした。
心から笑うということも少なかったように思います。
涙も長い間流していないなあと思います。

感情を抑えることで対人関係をどうにか保ってきた、そんな自分に少し苦笑いです。
2015.05.12 Tue l 大和撫子. URL l 編集
ありがとうございます
直樹さん

いつも大切なメッセージを発信していただき

ありがとうございます。

私は怒りも人間なのでもちろんあるのですが

その怒りが出た瞬間に

怒っている自分を

客観的に見るようにしています。


客観的に見ている自分が本質(本来)の自分で

怒っているのはエゴの自分なので

客観的に見ているうちに怒りのエゴの自分は静まり消えていきます。


怒っている自分を見ている自分が本当の自分。


直樹さんが言うように

怒りの時は自分を見失うので

こんな時こそ

自分を見つめられる人が増えると

地球から怒りのエネルギーは減っていくのではないかなぁと思います。


人や状況を見るのではなく

いつでも自分を客観的に見られるようになると


楽に生きていけるのではないかなぁと思います。
2015.05.12 Tue l ようたりん. URL l 編集
怒り
私は、自分の感情が、よくわからないです。
でも、2回に渡っての、直樹くんの「怒り」のエッセイ、
そこに書かれたいろんな人のコメントを読んで、
私にも、みんなと同じように、感情がある。と、感じました。

私は、怒っても、顔が笑っているので、迫力ないです。
怒られてるときも、顔が笑ってるので、さらに、怒られます。
「怒りは波のように人に伝わります」と言うけれど、
僕たちには、怒りをうまく伝えられないです。(私だけ?)

以前、直樹くんは、僕たちは時代に要請されて生まれてきた。
そんなことをエッセイで書いていましたが。
僕たちには、怒りは伝えられないけど、
直樹くんから、いつももらう暖かい心(喜び)は、伝えられる。

どんな感情も止めることはできないし、怒りも同じだけど、
直樹くんからもらう暖かい心(喜び)が波のように人に伝われば、
怒りの波も砕け散ってしまう。
そんな気がします。

直樹くんが、時代に要請されて生まれてきた理由の1つは、
このためなのかもしれませんね。
2015.05.12 Tue l たけし. URL l 編集
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2015.05.12 Tue l . l 編集
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2015.05.12 Tue l . l 編集
No title
直樹さん こんにちは

怒りの感情が不必要だと、私もずっと思っていました。
怒りからは良いものは何も生まれず、ただ疲れるだけ。
怒りが収まり、別の感情へ移ってやっと先に進めます。
直樹さんの言葉はいつも、曖昧な私の心にすっと輪郭をつけてくれます。
ありがとう。
2015.05.12 Tue l 春. URL l 編集
感情
自分の感情をコントロールするのって、難しいです。
怒りのあと、後悔もあるけど、それくらい真剣に相手に想いを伝えたくてって、こともあるような気がします。
表面的な感情にとらわれないで、その想いを受け止めるってこと、大切だと思います。
2015.05.12 Tue l ブビビ. URL l 編集
ヤラセ
ニュースzeroで松元伸乃介さんの特集やってたが重度の知的障害がある自閉症なのに喋れるし上手い絵が書けるしヤラセしたな 
2015.05.12 Tue l さやか. URL l 編集
No title
怒りの感情も必要だと思いますが、怒りに任せて攻撃的になるのではなく、清濁合わせ飲める懐の深い人間になりたいです。
2015.05.12 Tue l 障害者T. URL l 編集
直樹さん、やっぱり、ぐっと大人になってきましたね。成長が嬉しいです。これからも応援してます!
2015.05.12 Tue l . URL l 編集
渡る世間に鬼はいらず
せめて夕食どきだけは、家族全員、心穏やかに美味しくご飯を食べたいですね。
2015.05.12 Tue l サラリーマン島田. URL l 編集
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2015.05.12 Tue l . l 編集
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2015.05.13 Wed l . l 編集
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2015.05.13 Wed l . l 編集
感情
興味深いエッセイにひかれて、同じ話題をネットで見ていて、
興味深い記事を、みつけました。

イギリスのグラスゴー大学の研究で、
「全ての感情はたった4つの組み合わせである」
その4つ
「喜び、悲しみ、怒り、驚き」
(詳しくは、「レイチェル・ジャック教授」で検索してみて♪)

私は、怒りを伝えるのは苦手ですが、1度だけ成功しました。
どうしても、許せなくて、そのために、3年の時間を使いました。会う人、みんなに、何で、そんなにこだわるの?と言われても、止められませんでした。相手は、7000人の会社組織でした。

それでも、理不尽な体制を、変えてくれるまで、私のエネルギーは、止まりませんでした。
それでも、最後には、みんなが、笑顔で働ける、職場に変わったので…私の怒りのエネルギーも消えました。

ほんとは、もっと若いときに、逃げずに体験すべきことだったな~って、思うことが、あります。あのときも、あのときも、あのときも、…ありすぎるくらい…今は、逃げずに、怒りは、きちんと伝えます。
2015.05.13 Wed l たけし. URL l 編集
NHKのドキュメンタリー拝見しました。
はじめまして 東田直樹様 不登校だった17歳の息子の母です。 
NHKのドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」拝見しました。
東田さんの思いが 息子の心の叫びのように感じ 溢れ出る 温かい涙が止まりませんでした。息子の不登校の原因は わたしが 生活のためと言う理由で 仕事中心の生活で、子供と 笑顔で向き合える事が出来なくなってしまっていたからだということです。そのことに 気付いたのは 息子の気持ちが かなり荒んでしまった頃でした。
私自身 今までの自分を改め 心の奥底から 子供を心から抱きしめる気持ちを持ち 子供に笑顔で向き合えるようになれるようになっていきました。
そうしていくうちに 息子が 本来の 姿と自信を取り戻し 定時制高校の3年生になりました。
自分のことばかり お話して申し訳ありません。
本当に うれしくて つい しゃべってしまいました。
是非 ご本も拝読したいと思います。
東田さん 本当にありがとうございました。
2015.05.14 Thu l 松田 都. URL l 編集
親の笑顔
そうなんです。

私も、直樹さんの番組に出会い、衝撃を受けました。

しかも、最も衝撃だったのは、『こどもが望んでいるのは、親の笑顔だからです』という一節です。

これは、障害の有無に関わらず、子育ての核心だと思いました。

もしかすると、すべての人間関係に通じるものかもしれません。
2015.05.14 Thu l みどり. URL l 編集
こんにちは
怒りは、氷山の一角のようなものであると教わったことがあります。
出てくる感情は怒りだけれど、その下には様々な思いがあって、その思いを自分で知ることが出来れば怒りという表現方法に頼らなくても済むのだと思います。
逆に考えると、怒りがわくので、その下にある本当の自分に気づくことも出来ると思います。
ただ感情のままに相手にぶつけるのではなく、自分をよく知るためのツールに出来るとよいと思います。

講演会ですが、検索しても情報が出ないということは、もう申し込みしていないかクローズの講演会ということでしょうか?
問い合わせ先がわかれば・・と思ったのですが、次の機会にということなのかな?
2015.05.14 Thu l 鎮目瑞代. URL l 編集
怒りに関して、こんなに考えさせられたのは初めてかも。直樹さんの言葉、考えにはいつも気づかされます。私は最近イライラしてばかりいて、それが結果他人に対して怒りをぶつけてしますことが多いです。心を穏やかにして、イライラの原因を自分で改善して生活していきたいと深く深く思いました。ありがとうございます
2015.05.15 Fri l kamiyou. URL l 編集
空気を読む

あるがままで自閉症です を読みました。

そのなかで、空気を読むの感想です。

カバーできる人ばかりの集まりは、空気が流れません。
読まない人もいていいと私は思います。カバーするのはたのしいですもの(^_^)
2015.05.15 Fri l や. URL l 編集
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2015.05.18 Mon l . l 編集
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2015.05.18 Mon l . l 編集
はじめまして
はじめまして。ZEROと申します。

東田さんのことは、自閉症ということばを調べているときに知りました。

私も東田さんと同じ、自閉症と診断をされていますが、普通の人となんら変わりはありません。

今は障がい者雇用で働いていますが、職場の人にも、 「そういう障害があるかどうかわからない」 

と言われることが多いです。 

私は自閉症の他に、軽度の知的障害、そしてADHDを併せ持っています。

それがわかったのは、今から2年前のことでした。

それまでは、ずっと親のしつけのせいにされたり、自分の努力不足を責められたりなど本当につらい日々を送っていました。

職場では毎日のように怒られ、他の人がすぐにできるようなことが自分にはできないということがどうしてなのかわからず、途方にくれていました。

怒りが抑えられず何かに当り散らしたり、ストレスがうまくコントロールできなかったりなど、診断をされてからしばらくの間は、何もできず途方にくれていました。

おっしゃるとおり、きっと私の心が乱れているのかも知れません。

今は、漢方薬を処方してくれたおかげで、ずいぶん楽になりましたし、毎日が過ごしやすくなりました。

まだまだ、心の乱れが収まったわけではありませんが、日々、こころがけていきたいと思っています。

2015.05.25 Mon l ZERO. URL l 編集
感情について
怒りはニ次感情です。
一次感情を表現していけばニ次感情は必要ありません。
私も怒りは必要ないと思います。
2015.06.09 Tue l ニコ. URL l 編集
表現方法
直樹さんのこれまでのブログをじっくり読ませていただいています。

私にとっての「怒り」は、避けて通りたい感情なので、直樹さんのおっしゃるとおり、他の感情や表現で置き換えられるものだと思います。

ですが、結婚して、頻繁に感情を爆発させる義父と出会い、日常的に「怒り」を目にすることを避けて通れなくなりました。常に何かに刺激を受け、イライラしたり、家族に八つ当たりし、感情的になり過ぎて、赤ん坊のような声を上げることもあり、私は心が波立つ日々が続きました。

義父との付き合いも10年以上たち、ようやく、言葉でうまく感情を表現できない義父の苦しさが少し理解できるようになりました。
きっと、義父は、他の感情や言葉で自分の苦しさを伝えることができず、最後の残った唯一可能な表現方法が「怒り」なのかもしれません。

人間のもつ「喜怒哀楽」に良いも悪いもなく、人それぞれの表現方法の一つなのだと思うようになりました。
2016.12.16 Fri l モカ. URL l 編集

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