走ること

小さい子が、運動会で走っている姿を見ると、

自分の走るコースがよくわかっていると感心します。

幼稚園の頃の僕は「よーいどん」と言われても、

走り出すこともできませんでした。

背中を押されて、数歩前に出ても、

どこをどう走ればいいのかわからず、

僕は立ち止まってしまうか、

コースから飛び出し、ブランコや滑り台がある

遊具の所に走り出していたのです。

練習しても、僕がひとりで決められたコースを

走れるようにはなりませんでした。

当時の僕には、コースのラインもゴールのテープも

見えていなかったのでしょう。

それでも、運動会の記憶が、

嫌な思い出として残らなかったのは、

周りの人がにこにこして、

僕を応援してくれたおかげです。

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直樹さんの言葉に、救われます。

息子も保育園の運動会のかけっこは、
違う方へ行ってしまい、
本人はともかく、私が苦手な行事になってしまいました。

楽しかったかどうかは、
本人しかわかりませんよね^^

その時の気持ちを、
言葉にしていただいて、
ありがとうございます。
プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など21冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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