走る

昔は「走って」と指示されても、

僕は走れませんでした。

走るのを意識したとたん、

どのように手足を動かせばいいのか、

わからなくなってしまうせいです。

楽しくて走っているというより、

動いている方が、僕にとって

自然の状態だったのです。
 
全速力で、走り回っていても、

自分が走っていることに、

気づいていなかったのでしょう。

僕は、目の前の景色が流れていると、

爽快な気分でした。
 
目的地があるわけでも、誰かと競争を

しているわけでもなく、ただ、移り変わる景色の中に

身を置きたかったのです。

立ち止まれば、たちまち退屈でつまらない日常の

始まりだからです。

走っている僕は、勝利を目指すランナーとは

違いましたが、走る楽しさは、誰よりも

知っていたのではないでしょうか。

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No title

ブログの文章は東田直樹が書いてるのか

おめでとう!

様々な賞おめでとうございます。
いつもビッグイシューのコラムで拝見していました。
文章の中では、とてもしっかりした青年だと思っていましたので、TVで拝見して、あんなに苦労して言葉を繋いでいたのだと知り、驚きました。
いつも対談されている先生も素晴らしい方ですね。
販売員のおっちゃん、おばちゃんたちも、皆直樹さんの活躍を心から喜んでいますよ。
直樹さんが飛び跳ねるように、泣いたり、笑ったり、怒ったり、嫉妬したり、意地悪したり、いろんなことしながら、直樹さんの勇気に感謝しています。
これからも頑張るね。本当におめでとう!

No title

桜井洋子アナに何か言われてる事はありますか演技

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No title

日記に関係ないことですが、直樹くんの声はよく通りますね。声が澄んでいる。

私は、直樹くんの日々の出来事を綴ったblogが好きです。あなたの日常は、私にとっては非日常です。それを言葉で表されると、とても微笑ましく思います。

ボランティアをするきっかけを作ってくれてありがとう。障害のある子達から、ボランティアって何するの?何でするの?と聞かれてうまく答えられませんでした(^^;)

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など21冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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