内面の表出

僕は、内面を表出できない人が、

思いを伝えられないままでいいと

考えているはずがないと思っています。

自分の気持ちを伝えられないことが、

どれほど辛くて悲しいか、僕は知っています。

困っている人がいれば、その人がどんな心境なのか、

自分に置きかえて考えてみると思いますが、

なぜ、相手が自閉症者だと、全く違う種類の

人間のようにみてしまうのでしょうか。

感性や価値観、知能が違っても、

感情は、どんな人も変わらないと思います。

みんな自分のことを、わかってもらいたいのです。

話せなくても構わないと考えるのは、

そう思うことでしか、自分の気持ちを

整理できない周りの人ではないでしょうか。

話せないことが不幸とは限りませんが、

だからといって、話せないままでいい

ということの理由にもなりません。

どうしたら、その人とコミュニケーションできるようになるかは、

一人一人違うでしょう。

それでも、言葉を表出できない人とのコミュニケーションを、

あきらめないで欲しいと僕は思っています。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など20冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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