人間という動物

どんな時にも、人は強く生きられると言われています。

けれども、悲しみのどん底にいる人にとっては、どのような言葉も

むなしいだけでしょう。

「もしも」という言葉が、頭をかすめた時、今より悪い

状況だったかもしれないと想像する場合は、

気持ちに余裕がある時なのかもしれません。

たいていの人は「もしも」という言葉が浮かんだ時には、

こうしていれば良かったと考えます。

どれだけ過去に戻っても、これが正解だったのだと

いう答えはありません。

なぜなら、人間は、一人で生きているわけではないからです。

自分ひとりの力では、どうしようもないことの方が多いのが

現実ではないでしょうか。

この世には、数えきれないほどの人間が生きているのです。

誰もが苦悩しています。

あなたが悪いわけではありません。

今いる場所で精一杯生きていかなければならない、

それが人間という動物だと思うのです。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など21冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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