愛情

自閉症の子どもは、普通の子供に比べて、幼い頃は

親のこともわからないのではないかということを、

時々聞きます。

僕も、親のことを認識したのは、普通の子供より、

遅かったのではないでしょうか。

そのために、親子関係がなかなか構築できないと

考える方もいるかもしれませんが、僕は

そうは思いません。

親という意味がわからなくても、それまで自分に

どれだけ愛情を注いでくれたかは、体に沁みこんでいるもの

だと感じるからです。

僕にとっては、母は便利な人だったのかもしれませんが、

心が育つにつれて、どれだけ僕のために尽くしてくれているのか

わかるようになりました。

愛情を注いでもらっているから、心は育つのです。

心が育ってから愛情を注ぐ、または、何もわからないから、

愛情を受け取ってもらえないというのは、少し違うような気がします。


プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など21冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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