自分が、普通であると安心している人は、

どのくらいいるのでしょうか。

普通の人も、悩みや不安を抱えて生きている人が

多いように思います。

何ができて、できないかも重要かもしれませんが、

一番大事なのは、どれだけ幸福か

ではないかという気がします。

そして、それを決めるのは他人ではなく

自分自身の心です。

頑張って

頑張っている人に、頑張ってと言ってはいけない

と言われます。

では、頑張っていない人になら、

頑張ってと言ってもいいのでしょうか。

それも違うように思います。

なぜなら、その人がどの位頑張っているのかは、

本人にしかわからないからです。

相手が自分のように努力をしていないと、

怒る人もいます。

どうして、そんなに人のことが気になるのでしょう。

どのように生きたいかは、本人の自由です。

何が世の中のためになっているかは、

ずっと後にならないとわからないのは、

これまでの歴史が証明しています。

この世に絶対に正しいことなど、

ひとつもないと僕は思っています。

奇跡

奇跡が起きたと思うようなできごとに

出会えた時、

人は、心が揺さぶられます。

自然と涙が溢れます。

人の可能性を信じた時、

自分の可能性も信じられるようになります。

ひとつの奇跡が、

みんなに勇気を与えるのです。

だから、奇跡は遠いおとぎ話ではなく、

誰もが待ち望んでいるものなのでしょう。

奇跡の本当の素晴らしさは、

奇跡が起きた後、わかるのではないでしょうか。

大事なこと

静かな時が流れる朝は、

心も体もすっきりします。

たとえ短い時間でも

誰かのためではない時間を

過ごせることは幸せです。

僕は、鳥の鳴き声に耳をすましながら

じっと前を向いて椅子に座ります。

昨日の自分もここにいたはずなのに

そのことはあまり覚えていません。

当たり前の毎日が愛おしくなるのは

いつなのでしょう。

大事なことは、いつも過ぎ去ってから

気づきます。

対応

本当のことを言ったら怒るのに、

嘘をついても人は怒ります。

結果的に相手が傷つかない言葉を選ぶのは

難しいです。

何でも、人によって違うし、関係性によって違うし、

状況によって違うからです。

だから、誰ひとり同じ対応でいいという人はいません。

※2017年3月24日(金) 午前0時10分~午前1時40分 (90分)
NHK総合で僕が出演した「自閉症の君との日々」が放映されます。
2014年放送の「君が僕の息子について教えてくれたこと」、
2016年のNHKスペシャル「自閉症の君が教えてくれたこと」
この2つの番組をまとめた総集編です。
【語り】 野田洋次郎さん(RADWIMPS)
【朗読】 三浦春馬さん
「もっとNHKドキュメンタリー」ホームページに
情報が掲載されています。
プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など20冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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