新刊「自閉症のうた」発売のお知らせ

新刊「自閉症のうた」が、KADOKAWAさんから、

発売されます。

読んでいただければ、嬉しいです。

-----------------------------------
発売日:2017年05月26日
定価 1,404円(本体1,300円+税)

NHKドキュメンタリーで放送された、
英語版翻訳者デイヴィッド・ミッチェル氏を訪ねる
アイルランド旅行記、二人の対話(Q&Aと往復書簡)、
そしてテレビで執筆風景が映されていた
短編『自閉症のうた』を収録。

KADOKAWA
amazon

気にしない

少し、自分が他の人と違っていると思っていたとしても、

それが、気にならなければいいのです。

自分のことが大切でも、誰かに傷つけられることが

あります。

でも、強い気持ちがあれば、はね返すことが

できます。

弱い気持ちの人だと、はね返すことができないかも

しれませんが、すり抜けることは、

できるのではないでしょうか。

対峙しなくても、生き残るすべは

あると思うのです。

人のこと

人のことならわかるのに、自分のことは、

わかっていないという人は多いです。

自分のことでなければ、

客観的になれるからでしょうか。

自分のことであれば、相手は敵か味方になります。

人のことであれば、相手も敵とか味方ではなく、

ただの人になるからかもしれません。

そうすると、物事の全体像が

見えてくるのだと思います。

あなたの人生の主人公

人は、すぐに自分と他人を比べてしまいます。

できるだけ自分のことを評価してほしいと願います。

ですが、その気持ちは、あまり意味のないことのように

思うのです。

人からどう思われようと関係ありません。

あなたの人生の主人公はあなたであり、

あなたが傷つくのが怖ければ、あなたの人生に、

あなたを傷つける人を登場させなければいいのです。

木や花と同じように、傷つける人も、

そこに存在しているだけだと思えば、

気が楽になるのではないでしょうか。

共存というのは、誰もが自分らしく生きることです。

でも、それは、みんなに自分を認めてもらうこと

ではありません。

そもそも、生きることに他の人の許可など

必要ないのです。

普通という世界に溶け込もうとしなくても、

生きていけます。

自分がこの世に誕生した奇跡に感謝しながら、

今自分ができることを一所懸命に

やればいいのではないでしょうか。

点のような記憶

人は、見ている風景が違うだけでも、

昨日と今日の区別がはっきりします。

しかし、毎日同じ場所で過ごしていたら、今日が何日かも

わからなくなるのではないでしょうか。

僕の記憶は、それに近いかもしれません。

自分の生きている時間が線ではなく、点のように感じるのは、

曜日も日にちも忘れて生きているみたいな感覚だからです。

今生きているのは確かなのに、昨日も一昨日も、

同じだったのか、違っていたのかわからなくて、

気がつくと時間だけが経過しています。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など20冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR