車のウインカー

僕は、車のウインカーの点滅を見るのが好きです。

右に光ると右に、左に光ると左に

必ず曲がるからです。

そんなこと、どうでもいいと言う人が

ほとんどだと思います。

どうなるか予想がつくという状態は、

僕にとって快感です。

(やっぱりね)と心の中で、僕はひとり

ほくそ笑んでいます。

こだわり

自閉症のこだわりというと、

悪い面が強調されてしまいますが、

一般のこだわりは、いい意味で使われることが

多いような気がします。

自閉症のこだわりは、本来の「こだわり」という言葉とは、

別のもののような感じがするのは、

僕だけでしょうか。

自閉症という障害

自閉症は、障害であると決められたために、

自閉症であっても、自分が自閉症であることを

隠している人もいると思います。

自閉症の人の中には、日常生活そのものが困難な人から、

変わり者と呼ばれるくらいで、

障害だと自覚していない人までが含まれています。

自閉症というのは、特徴みたいなものであって、

障害としては、別の角度からの視点が

必要ではないかという気がします。

からかい

僕は歩いていると

時々、からかわれることがあります。

僕がおかしな声を出すので、

それを真似されたり、笑われたりするのです。

昔は、悲しかったですが、僕が大人になってからは、

そんなことがあっても、何とも思わなくなりました。

それは、そういう状況に慣れたからではなく、

からかうという行為をすることには、

何の意味もないことに気づいたからです。

意味があるとすれば、からかわれた人が、

からかいに反応した時でしょう。

でなければ、からかっている人が

周りの人に変な目で見られています。

僕の言動がおかしいなら、

真似している人の言動もおかしいはずだからです。

寒さ

僕は、かなりの暑がりなので、

あまり寒いと思うことがありません。

今日、うっかり半袖のTシャツ1枚でいたら、

体がぶるぶる震えだしてびっくりしました。

それでも、自分では寒いという自覚がないのです。

家の人が、僕の様子に気づき、

カーディガンを着るように勧めてくれました。

それを着ると、震えが止まりました。

暖かい服装をしなければいけないことに

僕は、なかなか気づけません。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など21冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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