「君が僕の息子について教えてくれたこと」DVD発売

NHKで放映された番組

「君が僕の息子について教えてくれたこと」のDVDが

2月27日に発売されます。

この番組が、こんなに反響をいただけるとは、

思ってもいませんでした。

僕は、自閉症者の生きづらさに、多くの人が

共感してくださったことに感謝しています。

ご興味のある方は

ここをクリックしてください。


わからない

わからないことが、わからない

という経験をしたことは、ないでしょうか。

障害者に接する人の中には、そう感じている人も

いるでしょう。

障害については、まず理解してもらうことが重要

だと言いますが、義務のように理解してもらっても

どれくらい意味があるのだろうと、考えることが

あります。

自閉症以外の障害については、僕も知らない

ことの方が、多いと思います。

関係者は、障害の啓発のために、楽しい企画を

すればいいとか、大変さをわかってもらっていない

からだなど、原因を探り、理解を得るために

いろいろな方法を試みます。

そのどれも、間違ってはいないのだと思いますが、

理解が広まらない一番の理由は、世の中には

想像以上にたくさんの人が住んでいて、価値観も

様々だ、ということではないでしょうか。


言葉

「必ず」という言葉を聞くと、後に続く言葉は

成功するイメージの方が、僕は強いです。

ひとつの単語を聞いただけで、全体をイメージ

できるような言葉は、その言葉自体がパワーを

持っているような気がします。

言霊とは、言葉に宿っていると信じられていた

不思議な力のことですが、それとも少し

違うような気がします。

僕が「言葉は生きている」と感じるのは、このように

一つの単語の背景に、人々の苦しみや喜びを

想像できる時です。

どれだけ人が増えても、この地球上に

人があふれることはないでしょう。

人は、百年しか生きることが

できないからです。

強そうに見えて、はかなく弱い

それが人類です。

笑顔

僕は、笑顔をつくることができないので、

笑顔の素敵な人に惹かれます。

僕も、おかしければ笑います。

楽しい時に、自然と笑顔になっている

こともあるでしょう。

けれども、嬉しい時に笑顔を見せることが

難しいのです。

「楽しい」のと「嬉しい」のは、同じだと考えている人も

いますが、僕は違うと思っています。

それは、「楽しい」は、すぐに終わることは少なく、

その状況が続いている状態が、僕にとって

どのように感じるかということで、「嬉しい」は、

その時に、自分がどう感じたかだと思うからです。

嬉しい気持ちを表に出したくても、そのための時間が

僕には短かすぎるのです。

僕が嬉しい表情に変わる前に、事態は変化しています。

嬉しい気持ちを表現するのは、一番難しいことでは

ないでしょうか。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など14冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
01 | 2015/02 | 03
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR