頑張って

頑張っている人に、頑張ってと言ってはいけない

と言われます。

では、頑張っていない人になら、

頑張ってと言ってもいいのでしょうか。

それも違うように思います。

なぜなら、その人がどの位頑張っているのかは、

本人にしかわからないからです。

相手が自分のように努力をしていないと、

怒る人もいます。

どうして、そんなに人のことが気になるのでしょう。

どのように生きたいかは、本人の自由です。

何が世の中のためになっているかは、

ずっと後にならないとわからないのは、

これまでの歴史が証明しています。

この世に絶対に正しいことなど、

ひとつもないと僕は思っています。

奇跡

奇跡が起きたと思うようなできごとに

出会えた時、

人は、心が揺さぶられます。

自然と涙が溢れます。

人の可能性を信じた時、

自分の可能性も信じられるようになります。

ひとつの奇跡が、

みんなに勇気を与えるのです。

だから、奇跡は遠いおとぎ話ではなく、

誰もが待ち望んでいるものなのでしょう。

奇跡の本当の素晴らしさは、

奇跡が起きた後、わかるのではないでしょうか。

大事なこと

静かな時が流れる朝は、

心も体もすっきりします。

たとえ短い時間でも

誰かのためではない時間を

過ごせることは幸せです。

僕は、鳥の鳴き声に耳をすましながら

じっと前を向いて椅子に座ります。

昨日の自分もここにいたはずなのに

そのことはあまり覚えていません。

当たり前の毎日が愛おしくなるのは

いつなのでしょう。

大事なことは、いつも過ぎ去ってから

気づきます。

どうもありがとうございました

番組をご覧くださった皆様、どうもありがとうございました。

そして、「語り」をしてくださった野田洋次郎さん、

「朗読」をしてくださった三浦春馬さんのお二人にも、

心から感謝しています。

自閉症という障害は、僕の全てではありません。

けれども、僕の全てのように、とらえられてしまいます。

同じように考えている自閉症者は、多いのでは

ないでしょうか。

時々、「自閉症なのに」という言葉を聞きます。

障害というのは、その人の生きづらさを

説明するものであって、当てはめるものではありません。

自閉症当事者で「自閉症なのに」と言われて、

嬉しい人はいないと思います。

「生きづらいわけがない」言われるのならまだしも、

どうして嘘つき呼ばわりされないといけないのか、

複雑な気分になるのではないでしょうか。

夢の扉

   夢の扉

さあ それが出発の合図だ

窓を開けて 新鮮な空気を吸い込む

未知なる世界を

この目に焼きつけるために

味方がひとりもいなくても

君は大丈夫

どんな相手も敵ではない

どんな涙も無駄ではない

夢の扉が

今ひらいた

桜のつぼみと一緒に


※よろしければ、ご覧ください。
2017年3月24日(金) 午前0時10分~午前1時40分 (90分)
NHK総合で僕が出演した「自閉症の君との日々」が放映されます。
2014年放送の「君が僕の息子について教えてくれたこと」、
2016年のNHKスペシャル「自閉症の君が教えてくれたこと」
この2つの番組をまとめた総集編です。
【語り】 野田洋次郎さん(RADWIMPS)
【朗読】 三浦春馬さん
「もっとNHKドキュメンタリー」のホームページに
情報が掲載されています。

プロフィール

東田直樹

Author:東田直樹
会話のできない重度の自閉症。自閉症、絵本、詩集など20冊の本を執筆。東京大学(2回)、福岡女学院大学ほかで、講演会を開催。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助無しでのコミュニケーションが可能。

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